読まれる文章の書き方「ロジカルライティング」を取得しよう!

「想いを文章で伝えよう」と、執筆を試みてみると「思いの外、うまく文章が書けない」ということに気づく人が多くいます。なかには「自分には文章の才能がない」と、書くことを諦めてしまう人もいます。
しかし、文章が書けない理由は才能の有無ではなく、書くための技術や経験が不足していることが大いにしてあるのです。想いを文章にするには、さまざまな手法や媒体がありますが、まず「ロジカルライティング」を覚えることが大事です。
なぜなら、論理的でわかりやすい文章を書く技術が身に付くからです。
ここでは、WEBライティング初心者が身に着けておきたい文章作成の基礎「ロジカルライティング」について紹介します。
読まれる文章とは
読まれる文章を書くためには、どのような書き方が必要になるのでしょうか。ここでは、WEBライティングの基礎的な技術を紹介します。
読まれる文章とは「分かりやすい文章のこと」
読まれる文章は第一に、「論理的な文章」であるということが条件になります。論理的な文章は「伝えたいこと」や「その理由や根拠」が明確となっています。そのため、誰が読んでも納得ができる、分かりやすい文章構成になっています。
たとえば、ブログやWEBサイトで商品やサービスを紹介する場合、多くの人に知ってもらうためにも、分かりやすい文章で説明することが必要となってくるのです。
読まれる文章とは「書き手の感情や感想は後でよい」
どのライティング手法でもいえることですが、「読まれる文章」は読み手の立場に立って文章がつくられています。
そのため、まず知らなくてはならないことは、「読み手のことを深く知り、興味を持つこと」です。「書き手の感情や感想」は、その後で伝えられます。
ロジカルライティングとは
数あるライティング技術のなかでも、論理的で分かりやすい文章の書き方を「ロジカルライティング」といいます。ロジカルライティングは、情報を伝えるだけでなく、行動を促す助けにもなります。
ロジカルライティングの魅力
たとえば、料理教室の講師がプロの目線で分かりやすくレシピを紹介するブログを運営していたとします。
そのブログのレシピを参考にして、美味しい料理を作れた人は「こんなに素晴らしいレシピを紹介してくれるのだから、料理教室に通えばもっと料理ができるようになるに違いない」と考えます。
その結果、ブログの読者は料理教室の体験申し込みに関心を持つようになるのです。このように、ロジカルライティングには商品やサービスの魅力を伝え、人を行動させる力があります。
初心者はロジカルライティングから始めよう
ライティングには「ロジカルライティング」以外にも「コピーライティング」「や「セールスライティング」といった手法があります。
ロジカルライティングと比べて、「読者の行動を促す訴求力」があります。そのため、ロジカルライティングを取得せずに、足早に「コピー・セールスライティング」の取得を試みる人もいますが、初心者にはおすすめできません。
なぜなら、ロジカルライティングは「読まれる文章」に必要となる「文章構成力」のベースとなるからです。
「何が書いてあるのかがわかりにくい文章」というのは、正しい文章構成ができていないことから、解読不能状態になっているのです。
ライティングは、一朝一夕で取得できるものではありません。日々の積み重ねでスキルアップしていくものです。まずは、ロジカルライティングで正しい文章構成力を身に着けてから、「コピー・セールスライティング」など、次のステップへ進んでいかれることをおすすめします。
ロジカルライティングの書き方のポイント
以下では、具体的に「ロジカルライティングの書き方のポイント」を紹介します。
1ページを1テーマで書く
ロジカルライティングでは、1つの記事に対して、1つのテーマをもとにして書くようにします。なぜなら、1ページのなかにいろいろな情報が詰まっていると、どの情報が重要なのかが定まらずに、伝えたいことが明確に伝わらないからです。
テーマは、あなたが自由に決められる場合は「伝えたいこと」と、ユーザーがインターネットの検索窓に入力してよく検索する「キーワード」に基づいて決めましょう。
たとえば、あなたが生花店の店主でブログを書くとしましょう。その場合は、「母の日 花 選び方」というキーワードに対して「母の日に贈る花の選び方」や「贈ると喜ばれる花の選び方」について記事を書きます。
総論・各論・結論の3段構成
WEBサイトやブログで掲載する文章は、読者が読んだ時にわかりやすいものにしなければなりません。そのための最重要要素が、構成です。構成とは、文章の内容と順番だと理解してください。ロジカルライティングでは、以下のような3つの部分で文章を組み立てます。
1.総論
文章の冒頭部分です。まず最初に、文章全体で何について書くかを伝えます。生花店の例でいうと「今から母の日に喜ばれる花を紹介します」と宣言するのです。初めにテーマを示すことで、読者の理解を助ける効果があります。
2.各論
総論の内容を具体的に説明するパートです。再び生花店の例を出すならば「定番の花の種類」「購入のポイント」「注意点」などを詳しく解説します。
3.結論
最後に、全体の要点をまとめ、最も伝えたい主張を書いて文章を締めます。
SEOに留意して書く
WEBライティング独特のルールとして、「SEO対策を意識する」というものがあります。「SEO」とは日本語に訳すと「検索エンジン最適化」です。GoogleやYahoo!JAPANといった検索エンジンの検索結果、上位に表示されるために必要な対策です。
SEOではキーワードを、本文はもちろん、以下の3つに含める必要があります。
1. タイトル
2. ディスクリプション(検索結果に表示される短い案内文のこと)
3. 見出し(文章の作りを伝える小さなタイトルのようなもの)
1と2には必ず、3には可能な限りキーワードを入れるようにして、挿入する位置は文の始めに持ってくるように工夫しましょう。
ロジカルライティングの学び方
前述したとおり、ロジカルライティングの学習では正しい文章構成を知り、実際に執筆をしながら身に着けることが大切です。
ライティングの取得には「文章講座」を活用する
ライティングスキルの取得は、「書籍やWEBサイト(動画など)で学ぶ方法」と「講座で学ぶ方法」があります。早く確実に習得したいときは、現役のライターが講師をやっている「文章講座」に通うことをおすすめします。
現役のライターが講師をしていると、最新の動向やマーケティングなどが同時に学べることが多くあります。そのため、より実践的な内容を知ることができるのです。
文章力は添削されてはじめて上達するもの
文章力は、他者に添削などフィードバックがあってはじめて上達するものです。添削や校正・校閲を行ってくれる「講座」を選択しましょう。
自分が執筆した文章に対して直接アドバイスを受けることで、良くない書きグセや間違って理解している点が明確になります。文章が早い段階でブラッシュアップされていくため、独学よりも早く成長することができます。
また、文章力が上達するポイントは、より多くの文章を執筆することです。知識を学ぶだけでは書けるようにならないので、覚えておきましょう。
受講者それぞれが持つスキルに合わせて、ライティング技術が取得できるコースが最もおすすめです。
WEBライティング初心者はロジカルライティングを学ぼう!
ロジカルライティングは、文章作成の基礎的な書き方になります。「情報を分かりやすく相手に伝える」エッセンスが詰まっているので、ぜひとも身に着けたい技術です。
確実に取得する要点は、何度も書くこと。書籍やWEBサイトで知識を詰め込んでも、実際に執筆しなければ理解することができません。インプットした知識は、積極的にアウトプットして、スキルアップを目指しましょう。
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